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診断士受験の進路選択の注意点 [中小企業診断士]

昨晩の勉強会の説明会で、何人もの受験生から
「受験機関はどこがいいのでしょうか?」
という質問を受けた。理由を聞くと、
「○○によるとA校がいいそうなのですが。」
「××さんにB校を薦められたのですが。」
などという答えが返ってきた。残念ながら、
こんなことを言ってるうちは合格は無理だと思う。

この話を病に例えてみよう。
診断士受験生は、1次試験と2次試験という複合的な
病気を持った患者である。患者はこの2つの病気を
1つずつ治療しなければならない。そこで患者は
自宅療養、通院、入院、祈祷?などさまざま治療方法
の中から、自分の症状の重さや予算と相談しながら
決めることになる。
ここまでは普通の話である。

大事なポイントは2つある。
1つ目は発症が患者ごとに異なる点である。
1次試験には科目という違う症状が8種類も
ある。また2次試験には読む・知識・書くという
3種類の症状がある。これらの症状によって
処方すべき薬や診るべき医者はすべて違う
のである。治癒率5%の難病に万能薬などない。

2つ目は受験機関は治療はできるが診断が
弱いことである。受験生は、医者の治療前の診察
のように、受講前のチェックを受験機関の先生に
望むのは無理である。自ら入念な自己診断を
して症状を正確に把握した上で、自ら特効薬や
専門医を探し求めなければならない。

しかし満足に自己分析(SWOT)もせず、
人が薦めるまま効用の違う薬を服用したり、
専門外の医者にかかったりして、病気が
一向に治らない人がほとんどなのである。
(その上、治療費が前払いだったりする)

だから受験の進路選択の質問は、
「自分は△△が悪いので、よく効く教材や受験機関は何?」
と、最初に自分の症状を具体的に知らせるべきだ。
初学者はもちろん無理なので、最初は他人のアドバイス
から信頼できる手段を選ぶことになる。だが一旦始めたら
常に自分をチェックして、その後の軌道修正は自らすべきだ。

で、勉強会は仲間が自分を診断してくれる場なので
多少の時間と手間を厭わない人にはオススメする。


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